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旅の途中

水平線の もっと向こうへ

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一匹の侍
映画が好きだ。

数えてはいないけれど、ジャンルは問わず手当たり次第に数百本は観ている。
もし、今まで観てきた映画の中で無人島に一本だけ映画を持っていけるなら何を選ぶかと問われたら、
間違いなく「七人の侍」を選ぶだろう。
ホンマに無人島に行く事になったら、「幸せの黄色いハンカチ」と迷うかもしれないけど。

その島に果たして電気があるかどうかは謎だが、
自転車のダイナモを改造して、無人島仕様にして持って行くつもりだ。
さて最近、とあるムカつく奴らに噛みついてやった。
どうやら以前ハブに噛みつかれた時にハブと俺の細胞が遺伝子レベルで結合し、
野生の攻撃性を取り込んでしまったらしい。
まるで「ザ・フライ」みたいに。

そいつらは俺から見たら大したモンではなかったが、
そこにずっと隷属したいと願う人たちにとっては、
とてつもなく強大で抗する事のできないモノだろう。

なにしろ逆らったが最後。
クビ切られるか、よくてクビの皮一枚残されて地方のドサまわりときたもんだ。

シナリオは「七人の侍」をべースに芸人専用ザクにチューンアップした。
「七人の侍」のシナリオまんまだと、俺が死んだら話が終わってしまうので、俺が死なないようにした。
「ラストサムライ」みたいに己の正義を貫いて玉砕するのもカッコいいけど、
生きる為に戦いたかった。

結果、奴らはしどろもどろ。
咬まれた事がないそうだから、無理もない話ですけどねえ。
ハブの毒は神経毒だから、たいへんだよ。
サキシマハブの毒で死ぬ事はめったにないらしいけど、
経験者の忠告としては、とりあえず咬まれた足首を高くして、一刻も早く救急車を呼びなさい。
俺は何時間かしてからハブ、もといカブで病院に乗りつけたけどね。

そんなシナリオの顛末を、以前ブログに書いた「港で別れたともだち」に知らせたら、こんな返事をもらった。


「芸人さん。

あなたはもっと大きなものを相手にして、

音楽を武器に闘っていって欲しいと俺は思ってます」と。


「そうか、俺にとっての武器はハブの毒じゃなくて音楽だったのか」
ってその時気づいた。

ありがとう。港で別れたともだち。

片手に音楽、もうかたいっぽうに写真っていうのもエエかもな。
宮本武蔵みたいでカッコええやん。

戦う場所は巌流島じゃなくて、石垣島だけどね。
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コメント

1. なまくら刀

ちょっとええカッコしいでしたわ。

写真はなまくらやから、
もっと磨かなあかん。

精進、精進。
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