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旅の途中

水平線の もっと向こうへ

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ハブ再来す
おとついの夜、ハブがまた家の中に現れた。台所のシンクに向かって、8時の方角に。一歩足を踏み違えたらヤバかった。動画を撮ろうとすかさずデジカメを手にとり戻ったのだが、残念ながら既にハブは姿を消していた。
昨年の夏にハブに咬まれてから何度もハブが家の中に入ってきており、写真は僕に向かってトグロを巻くハブの姿を収めたものである。
この写真は、どうやらなかなかに貴重なモノらしく、石垣島に30年近く住んでいる人に、「こんな写真、いままで見たことないぞ」とお褒めの言葉(?)を頂戴して、その方のお店に四つ切に引き伸ばした写真を掲示させて頂いたりもした。その言葉が気になって、ネットでハブの写真を検索してみたのだが至近距離でトグロを巻いたハブと眼が合っている写真は探すことができなかった。
貴重な瞬間に遭遇しているのだろうけれど、とうの本人にはあまり自覚はなくこのごろはハブを家の中でみかけても「まいど~っ!」程度の感覚になっている。感動が薄れるとはこういうことなのだろうか。少しさびしい気もするが、それだけ石垣島での暮らしが自分にとって自然なものになってきたのだとよい方向に解釈することにしよう。

ハブがまた家の中に現れたことを昨日の夜彼女に話したら、
「ぜったいあたしあの家で暮らせない!」
とすごい口調で言われてしまった。

嗚呼。
これで夢に描いたふたりの同棲計画はふりだしに戻ってしまったのだろうか。あと一歩というところだったのに、ハブの話なんかをポロッとしちまったばっかりに。ゴキブリとヤモリとカエルは許してくれても、どうしてもハブはダメなんだね。
自然がどんどん失われてゆく石垣島でハブと一緒に暮らせるなんて、贅沢なことだとは思わないかい?いつの日にかいまの暮らしのことを思い起こせば、きっとすばらしい思い出になると思うんだけどな。

僕が一緒に暮らしたいのはハブじゃなくて、君なんだよ。
ほんとだよ。
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