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旅の途中

水平線の もっと向こうへ

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ブログの世界の非常識について考えてみる
Shinya talk 「馬鹿が世間を狭くする」を読む。

この藤原新也氏のブログ記事を読んで思うのは、ブログの世界でまかり通る論理は、オフラインにおいては往々にして非常識なものが多いということだ。
過去に自分がプライベートの場で話したことがネットにあげられたり、ブログの記事が一部引用されて論じられ、本意とは違う内容に歪曲されて辟易したことがある。
自分の話した言葉や書いた記事が直接自分に対して論じられたり批判されたりするのならば、こちらも対応する用意はあるが、自分の知らない所でひとつのセンテンスの言葉や単語を拡大解釈されネットにあげられてしまっては、もはやいくらそれらを否定しようとしても声の届かない彼方まで行ってしまうように思う。
藤原新也氏の写真を引用したブログ記事、カトラー:katolerのマーケティング言論: きみは電車女を見たか?は後に、

<藤原新也氏の写真は、ご本人の意向をふまえ削除させていただきました>

と藤原新也氏のブログに対してのリンクと掲載した写真を取り下げているが、カトラー氏の記事へのトラックバック先には、この写真、まさかヤラセじゃないでしょうね・・・という扱いをしている所もある。

かれらはブログ界に影響力を持つアルファブロガーと呼ばれる存在らしいが、アルファブロガーのブログには近視眼的な論理を力で押し通すような嫌いが多いように感じるのは、果たして気のせいなのだろうか。

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コメント

1. 移転おめでとう!

知らない間にblogが移転しててちょっとびっくりです。

>アルファブロガー
そういう論調というか解釈、脚色がウケるんでしょうね。
昨日か一昨日かのニュースで、韓国のネット新聞が日本進出とありました。
一般のpcユーザーがライター登録できるらしいですね。

日本と言うか、どのようなメディアでも歴史のあるもの(ex.新聞、TV、ラジオ)とかは報道内容を後日ですがチェックする内部機関が存在します。
その効果のほどは別の話しとして...。
また、第三者の団体や機関が法的効力はなくとも各社の報道内容の誤りなどを指摘するしくみもある程度はあると思います。

しかしwebはそれがないですね。
逆にそれがwebという仕組みの大原則なんでしょうけど、ここまで社会に影響力のあるツールになったからにはその辺のしくみは整備しないといけませんね。
(もし仮にwebがマスメディアになる意思があるならの話しです)

また逆を考えると、webが現状のような確実な情報と無責任な情報の海のような状態である以上、身元をハッキリと示さないweb上のソースからの情報を容易に信用しないという使う側のモラルとその啓蒙は必要だと思います。

2. tokiさん江

ブログの移転は以前から考えていました。僕はひとつの場所に長く留まれないタチですので。

ひとつの文化や国家が誕生し隆盛を極めやがて衰退してゆく過程について興味がありますので、現在のブログブームに対してはそういう意味での面白味を感じています。
ブログブームはいつまでも続くものではないと思いますし、やがて「アルファブロガー」という言葉も死語として扱われ風化してゆくでしょう。

アジアのいくつかの国を旅しての雑感ですが、自分の意思をアピールしたり人とコミュニケーションをとる能力についてはアジアの人々のほうが数段長けています。
中国の道端で喧嘩してるのなんかをみてると、ほんとにおもしろいですよ。
お互いに自分の意見を余すところなく大声で主張して。そのまわりを群集が取り囲んでいるんだけど、みんなもただ黙って聞いてるだけじゃなくて応援したり野次を飛ばしたり。どこからか現れた年長者がふたりをたしなめたり。
そういった基本的なモチベーションが結果としてWEBに表出してくるんでしょう。

日本のブログ社会では、残念ながらそのような有機的なコミュニケーションがあまり行われていないように思います。いつの間にかブログ上でムラ社会ができあがってしまうも、日本人のコミュニケーションのあり方が礎になっているんでしょう。

昨今のWEB社会を鑑みて、確かにWEB上の情報を監査するような仕組みはあって然るべきとは思うのですが、たとえば以前僕が使っていたgooブログにはスパムフィルターというモノがありまして、それにひっかかるとトラックバックが送れなくなったりしました。まぁ、いかにも国閥企業の子会社のやりそうな事ですけど。
中国では日本のサイトにアクセスしようと思っても、勝手に人民政府のページに飛ばされたりします。
難しいところですね。

パソコンやブログというものはどんどん進化していろんな事ができるようになってきてはいますが、その道具を手に取る物の腕によってよい方向にも悪い方向にも転がるんでしょうね。
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