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旅の途中

水平線の もっと向こうへ

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とどろく雷鳴の中で
午前3時。
ものすごい地響きがして目が覚める。雷雲が家の真上を覆っているようだ。まったくへんな時間に起こされてしまってたものだと、うらめしい気持ちになった。
再び眠ろうと思ったのだが、雷鳴がうるさくて寝つけず。パソコンを開いてブログの記事を書こうと思ったら、今度は停電。やっと電気が通じたので改めて記事を書いているところ。
こうして記事を書いている間にも、雨漏りしたしずくがぽたりぽたりとたれてキーボードを濡らしている。離れの厠に長靴を履いてゆくと沈下式の便槽には流れ込んだ泥水が満ち満ちていて、体外に放出したモノが跳ね返ってくるというありさま。
ようやく雨がおさまって眠ることができるかなと思ったのもつかの間、こんどはカエルの大合唱がはじまる。

やれやれ、だな。

雲の機嫌がほんの少し悪くなっただけで、それが生活に如実に影響を及ぼす島の暮らし。
黒い雲がいちめんに垂れ込めた空を見やってふと考える。
自然のおりなす壮大なサイクルにおいて人間なんてほんとうにちっぽけな存在で、それらに寄りそってつつましく生きることしかできないんじゃないかと。
そんな謙虚な気持ちにさせてくれる自然の存在を身近に感じられることに感謝しなくてはならないだろう。あらゆるものがデジタル化されてゆくこの21世紀の世の中で。
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