旅の途中

売店にチンゲン菜とホウレン草を売りにゆく。売価は１００円で、もうけは８０円。今年だけで１０００円近くは稼いでいる。なかなかの好成績。
わずか１０坪ほどの畑だけど、自分だけではとうてい食べきれないほどの野菜が実ってきている。耕しはじめてから３年目からの土のつくり方で作物の実り方が違ってくると聞いていたけれど、ウチの場合は問題なさそうだ。牛と山羊の堆肥と乾いた庭の草を燃やした灰以外は土に与えてはいないが順調に育っている。例年に比べてたんねんに土を耕したのが功を奏しているのかもしれない。

頂いたお金はぶたちゃんに貯金して種や苗を買う資金にするつもり。もうけるために野菜を作っているのではなくて、あくまで自分が食べるためにつくっているのだけど、やっぱり自分のつくった野菜をだれかが食べてくれるというのはうれしい。

売店ではだいたい６００グラムぐらいを１００円で売るんだけど、石垣市街のスーパーでは半分以下の量で３倍ぐらいの値段がする。今年は野菜が不作気味で例年に比べて価格が高騰しているようだ。うちの野菜は虫食いだけど新鮮で美味しいので、わざわざスーパーの農薬がついてしなびかかった高い野菜を買う気がしない。

今日はあらたに島ラッキョウの苗をゲット。さっそく植えてみた。島ラッキョウの食感はネギに近く、島酒にとてもよくあう。シャキシャキとした歯ごたえとピリリとした辛さが特徴の島の野菜。醤油やマヨネーズとカツオ節をあえるだけでもりっぱなツマミになる手軽さがうれしいところ。
キャベツとジャガイモが食べごろなので、そろそろ収穫してみようと思っている。