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旅の途中

水平線の もっと向こうへ

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when you are this close
Flickrに載せたおばぁの写真に対してのコメントが自分にとって興味深いものだった。そのコメントに未だに返事ができていないのだけれど、この場を借りて自分なりの解釈を述べてみたいと思う。


This camera seems to do alright as long as you stay in the middle of the frame. People get wide near the edges when you are this close.


このカメラ(RICOH GR DIGITAL)で撮る人々の写真は広角レンズ独特のひろがりを生かしたものが多いにように見受けられるが、あなたのこの写真の画角はそれらとはちがう近接的なものだ。(以上、芸人の意訳)


この写真を撮ったときのおばぁとの距離は、だいたい1メートルぐらい。ふつうに話をできるぐらいの距離だ。
ポートレイトを撮るときは望遠レンズを使って背景のボケ味をだして人物を引き立たせる、なんてことが書かれている本があるけど、僕の場合はお互いの身体に触れられるぐらいの距離で撮るのが基本だ。
僕が好んで撮るのは、田舎に生きる人々だ。みんなカメラを向けられることに慣れていないし、素朴な心を持ったシャイな人が多い。
お互いにカメラを意識していては、よい瞬間は生まれない。
カメラを道具として扱うのではなくて、身体の延長ととらえる。いいかえれば、カメラとは僕にとってコミュニケーションを円滑にする潤滑油のような役割なのだ。

Flickrでは余計な注釈なしに写真だけで勝負してみたいと思っているので、このコメントに対して返事はしないかもしれないけれど、このコメントを頂いて考えたことを
思うままに述べてみました。
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